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2019年10月の記事一覧

令和元年度 実技研修会

令和元年11月9日(土)

 釧路明輝高等学校を会場に令和元年度実技研究会が開催されました。

「前年度の全道音研開催地区が次の年度の実技研究会を担当する」という形に変わって2年目となります。


 今回の研究会では、釧路市を中心に演奏・作曲・教授と幅広く活動されている「箏一音会」主宰、國澤秀一先生を講師に迎え、箏の基本的な奏法から様々な技法まで丁寧にご指導いただきました。

 和楽器が授業に取り入れられるようになって10数年が経っていますが、研究1では「できたつもり」になっていた基本的な奏法を1から見直す機会になり、研究2では「六段の調」の初段について、楽譜には書き表されない慣習的な奏法まで知ることができ、深く学ことができました。
 今回の参加者は11名と多くはありませんでしたが、その分一人一人の奏法を丁寧に見ていただくことができ、講師の國澤先生からも参加者からも「もう少し時間がほしい」との声が上がるほどの充実した研修となりました。
 準備に当たられた釧根地区の先生方、遠くから足を運んでいただいた先生方、ありがとうございました。

 

研究主題「高校音楽の和楽器指導における実技研修」
研究1:箏の基本的な奏法・技法について
研究2:「六段の調」の奏法について

  

北海道音楽教育研究大会 旭川上川大会

 10月11日(金)  

 令和元年度 第61回 北海道音楽教育研究大会 旭川上川大会が、旭川市民文化会館にて開催されました。

 

 高等学校部会は『 高め合う喜び 深めよう感動体験 』を主題のもと、旭川実業高等学校の辻村先生による1年生の授業が行われました。

 授業内容は、『変奏曲によるピアノの様々な表現を味わおう』ということで「パガニーニによる大練習曲」より第6曲「主題と変奏」を用いた鑑賞の授業が行われ、グループワークや図形楽譜の作成、ICTの活用、プレゼン形式の発表など、表現と鑑賞のどちらにおいても生徒が能動的に学習に向かうことができるよう大変工夫の凝らされたものでした。

 グループワークによる生徒同士のやり取りから、一人一人の考えや思いを共有・共感しながら知識を深め合ったり、ICTの活用によって、情報収集や意見のまとめ、表現が効果的に行われ、生徒の学びの深まりを感じ取ることのでき、大変勉強になる授業でした。

 

 授業後の研究協議でも様々な意見交換が行われ、午後からは素晴らしい記念演奏を披露いただき、非常に充実した研究大会となりました。  旭川上川大会の運営にご尽力いただきました皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。